【XVG】仮想通貨 Verge(バージ)の特徴と可能性

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仮想通貨Verge(バージ)とは

「Verge」はビットコインのブロックチェーンに技術に基づき「Torとi2p」として知られる複数の匿名性ネットワークを適応させた仮想通貨である。 

Vergeには「マルチアルゴリズムによるマイニング機能」や「ブラックホール技術」「Electrum(ウォレット)でのIP難読化(特定を限りなく不可能にする)」などの機能があり、またVergeではトランザクションの簡略化による「迅速な取引」が可能である。 

以下にVergeがどのような仕組みで匿名性を限りなく高めているのか説明していく。

Vergeの特徴と使用技術

特徴1:Torネットワーク

Torとはユーザーをトラフィック分析から保護するためのネットワーク監視の一形態である。

Torは多数のグローバルサーバーを経由しルーティングすることで、ユーザー個人の自由・プライバシー・秘密の取引活動を脅かすトランザクショントラフィックからの保護することができる。 

各サーバーは前のサーバーの情報を削除し、最終出口のノードサーバーはネットワークがどこから発生したのかを知ることが無いため、トランザクションの受信者や政府機関や諜報機関などの組織であっても取引に使用された送信元のIPアドレスをリンクさせることは出来ない。

これによりVergeの通貨証跡は「事実上追跡不可能」であり、その結果VergeのユーザーはVergeの取引をインターネット上で快適に(匿名的に)送受信することが可能となる。

特徴2:i2P

i2P(Invisible Internet Project)はIPプロトコルのセキュア版で、標準TCP/IPネットワークインフラストラクチャに内在する脅威である通信の端点を容易に特定し追跡できることの解消を目的としている。

i2Pでは、通信の端点は、自身が選定した秘密のインバウンド(データ受信用)トンネルとアウトバンド(データ送出用)トンネルを何本か持つ。

トンネルは一連のルーターから構成されており、パフォーマンスは落ちるがルーターの数を多くしてトンネルを長くすれば秘匿性は高まる。

通信の端点が送出したデータはアウトバンドトンネルのいずれかを通り、その出口で受信側のインバウンドトンネルに入る。通過するトンネルを構成する各ルーターには、ルーターごとに持っているキーによる暗号化層が付加されている。この仕組みは「オニオンルーティング」の主要機能と同じもので、これによりルーターが立ち聞きされるのを防いでいる(TorはI2Pより効率的で狭帯域に適しているがI2Pほどの応用性がなく、動的脅威に対する耐性も劣る)。

 I2Pは、「ガーリックルーティング」と自ら名づけた技法を採用している。

これは、メッセージが同時に複数の経路を通ることができるようにすることで、オニオンルーティングの弱点であるメッセージの完全性を強化する仕組みだ。

 I2Pでは、アドレス(あて先)は暗号化されたキーの集まりだ。ASCIIを用いるべき場合、キーはBase64で符号化される。TCP/IPやUDP/IPプロトコルではアドレスはホストを指すが、I2Pではサービスを指す。ホストを特定するよりも、あるホストで動作しているサービスを特定する方が難しく、I2Pのアドレスはサービスを提供するサーバが変わっても変更されない。

 I2Pネットワークの名前は、NAME.i2pという形式(Tor匿名ネットワークのADDRESS.onionという形式に類似)を持っている。名前の解決はまだ開発の初期段階にあり、プロジェクトが1.0リリース段階になるまで、その方向性は不透明だ。現在は、NAME:DESTINATIONの対応を含むテキストファイルのデータベースを維持管理することであて先/名前変換を行っている。I2Pの利用者は使いたいデータベースを「定期購読」する。つまり、データベースの最新版を定期的にダウンロードするようにI2Pルーティングソフトウェアを構成しておくのだ。

特徴3:Verge-Electrum(ウォレット)

Verge-Electrum(Vergeのウォレット)はスピードとシンプルさ、リソース使用率の低さに焦点を絞っている。 

加えてVerge-Electrumは、Vergeシステムの最も複雑な部分を処理するリモートサーバーを使用し、秘密のフレーズを用いることであなたのウォレットを復元することを可能にする。

 さらに、Verge-Electrumはシンプルで簡単なストレージ凍結の解決法を提供し、これによりユーザーは通貨の一部をオフラインで保管することが可能になる。

Verge-Electrumは、ネイティブのTorとi2pの両方をサポートする仮想通貨の中で唯一のウォレットの1つである。

Torとi2pを使用するVerge-Electrumを統合することで、デスクトップウォレット: IPアドレス情報とトランザクション情報は、接続しているサーバーに漏れることなく匿名性を達成することができる。

Verge-Electrumはトランザクションを認可するための鍵を複数必要とするマルチシグネチャのサポートを可能にする。

 Vergeネットワーク上の標準トランザクションは、転送にVergeアドレスに関連付けられた秘密鍵の所有者からの1つの署名のみが必要なため「シングル署名トランザクション」と呼ばれる。

複数署名のサポートを持つVerge-Electrumトランザクションでは、送金が行われる前に複数の人の署名が必要である。

 この考え方は、Vergeが複数のパーティのアドレスを提供し、それゆえ当事者が何かをするためにはそれらのパーティの協力が必要となる。

以上のことを説明するために例を示す

 1つのVerge-Electrumウォレットがメインコンピュータにあり、もう1つはスマートフォンにある場合、両方の装置からの署名なしで資金を使うことはできない。

したがって、攻撃者はあなたの資金を盗むために両方のデバイスにアクセスしなければならないというわけだ。

Verge-Electrumウォレットの主な特長

確定キー生成:もしもウォレットを紛失した場合、その種からウォレットを回復することができる。利用者は自分の過失から守られている。

インスタントオン:クライアントはblockchainをダウンロードすることなくサーバーからそれらの情報を常に最新で遅れなく要求する

トランザクションはローカルに署名される:あなたの秘密鍵はサーバーと共有されない。 サーバーを信頼する必要は無い。

自由とプライバシー:Vergeのウォレットサーバーは、ユーザーアカウントを格納しない。 特定のサーバーに結び付けられておらず、サーバーはユーザーを知る必要は無い。重要な事実としてVergeとi2P ElectrumサーバーはクライアントのIPアドレスを取しない。

また自分の秘密鍵をエクスポートすることもできる。これはつまり、自分のアドレスを自分で所有しているという意味だ。

ノースクリプト:エレクトラは、任意のスクリプトをダウンロードしない。 サーバーは任意のコード送信できず、あなたのビットコインを盗むこともできない。

特徴4:マルチアルゴリズム

Vergeはマルチアルゴリズムの暗号化方式を使用しているため、異なるタイプのマイニング機器であってもアクセスすることを可能にする。

Vergeは1つのブロックチェーンに結合された5つのハッシュ関数をサポートする仮想通貨の一つである。

これにより、セキュリティが強化され、幅広い人と機器にVergeをマイニングしVergeの配布を受けることが保証される。

Vergeの総供給量は165億コインだ。

 Vergeを他のものから目立たせるものは、そのブロックチェーン上で動作する5つのProof-of-Workアルゴリズム(すなわちScrypt、X17、Lyra2rev2、myr-groest1およびblake2s)である。

5つのアルゴリズムはすべて30秒のブロックターゲットブロックを持ち、この難易度はアルゴリズムのハッシュレートのみに影響を受ける。 

51%以上のブロックを奪いブロックチェーンをコントロールするためには数多くのハードウェアが必要とされることから、セキュリティを向上させることが可能になると言えるだろう。

Vergeまとめ

Vergeが他の仮想通貨には無い匿名化のための技術を備えた仮想通貨であることは分かっていただけただろうか。

Torとi2pという匿名化のためのネットワークを採用し、マルチアルゴリズムによるマイニング、また電子取引の簡素化によるBlackhole技術、 非中央集権化、即時取引可能。

匿名化に特化した仮想通貨は国家に規制される可能性も無くは無い。その点を考慮すると、匿名系通貨は開発リスクがあると言えるだろう。

しかし、現実に必要とする人は潜在的に多い。

マフィアなどの裏社会だけでなく、資産家や著名人、または国家規模のプロジェクトなどでこの先ますます匿名系の仮想通貨の需要が増えていくことは明白である。

匿名系通貨の中では現在はMoneroやDASHなどが有名であるが、そう遠くない未来においてVergeが匿名系仮想通貨の代表格になる日がくるかもしれない。

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