この記事ではモバイル通信系の仮想通貨銘柄であるDentについて、ICO情報や技術的な特徴、将来性について解説しています。
コンテンツ目次
仮想通貨Dentとは
Dentは世界のモバイルデータ容量を販売・購入・寄付することが出来るモバイルデータのための世界共通取引所を開発しています。この取引所はイーサリアムのスマートコントラクトを利用して開発されています。
Dentは香港に拠点を置く「DENT Wireless LTD」が運営元です。
Dentのモバイルデータ容量取引所とは?
日頃、多くの人が未使用のモバイルデータ容量を持っていますが、そのデータ容量の多くは翌月にリセットされてしまいます。
Dentの開発しているモバイルデータ容量取引所は、この「未使用のモバイルデータ容量」を世界中のどこからも誰からも販売・購入できる取引所として機能することができるのです。
DentのICO情報
・実施日:7月12日から7月26日
・ハードキャップ:152,000 ETH(ハードキャップに達した場合トータルトークンの70%)
・ソフトキャップ:15,000 ETH
・換算レート:1 ETH = 400,000 DENT
・ICO実施時の最大時価総額:$65百万
・ボーナス:preセール参加者は20%のボーナス
Dentの将来性について
Dentのプロジェクトには多くの懸念点があります。
①既存の通信業者の存在
Dentの開発が完了し実際に機能し価格も競争力があるならば、人々はいつでもDentを使うことができます。もちろん日本国内だけでなく、海外旅行時にも個人間でモバイルデータ容量を気軽に購入できるようになります。
Dentで販売されるモバイルデータ容量の料金は、現地の通信業者よりも低くなければならず、そうでなければ裁定取引機会が存在してしまいます。
たとえば5GBの通信会社パッケージが月額50ドルの場合、DENTに記載されている同じパッケージの料金は安くなければなりません。そうでなければ、電話会社からプランを購入し、DENTで売れば即時収益が発生してしまいます。
したがって、利用者は通信業者を使用せずにDentでデータプランを購入するだけで事が足りるようになってしまいます。
通信業者は格安でデータ容量を購入できるDentを快く思うはずが無いでしょう。
②Dentを利用してお金儲けが出来てしまう
例えばお金儲けをたくらめば、通信業者が提供する割安な大容量のデータプランを購入し、それをDentで分割して販売することができてしまいます。
通信会社は顧客ロイヤルティを低下させないためにも、Dentプラットフォームに参加したくないでしょう。
③ユーザーの獲得方法
このプロジェクトがうまくいくためには、大勢のユーザーを獲得することが不可欠です。
さらに数百万人のユーザーを獲得することができたとしても、それらのユーザーが各国に分散している場合、通信事業者が何かを行うには十分な大きさではない可能性があります。
④ユーザー間のデータ容量の転送
また、ユーザー間のデータ転送がどのように機能するかもわかりません。
ユーザーがA社のモバイルデータを使用している場合、余っているデータ容量を別のネットワーク上の誰かに転送できるのか、これをDent単独で技術的に機能することは非常に難しいでしょう。
実現するには各国の現地の通信業者の協力がどうしても必要になります。
投資可能性について
以上のような点からDentが目的を実現するには多くの解決すべき問題点があります。
しかしながら、もしも問題点を解決しプロジェクトを実現できるのであれば、Dentの提供するサービスは人々の生活がより豊かにすることが出来る唯一無二の魅力的なサービスになり得ます。
それが実現するのであれば、仮想通貨の投資適格性は十分にあると言えるでしょう。
Dentが購入できる取引所
現在、Dentを購入することが出来る仮想通貨取引所はKUcoinです。
▶︎KUcoin公式サイト:https://www.kucoin.com
また以下の記事でKUcoinの登録方法や使い方などを詳細に説明しています。よかったら参考にしてください。
